ホームページ作成者とクライアントの関係
私はホームページ作成者とクライアントの関係は「医者と患者」に近いと考えています。患者は自分の体を大切に思っているし、もちろん自分の体だから愛着もあるはずです。でも、病気を治したり、よりよい状態に持って行ったり、健康を維持したりするための知識は持ち合わせていない。それを持っていて実際に治療をしてあげられるのは医者です。ホームページ作成者とクライアントの関係でいえば、クライアントである企業は、莫大な予算や時間、労力を費やして商品を開発します。
「薬は飲みたくない」といった無理を言う患者に対して医者が薬を飲ませようと努力をするように、時には聞き分けのないクライアントを説き伏せなければならないし、わがままに対しては無理のない解決をしなくてはなりません。それをせず何でもかんでもクライアントの言うがままになる仕事の進め方は医者でいえば、治療放棄をしているのと同じです。仕事を請け負った以上はホームページ作成者は自分の役割がなんであるのかを自覚してプロとして最高のパフォーマンスを発揮すべく最大限の努力をすべきです。